森を創る

10月23日
森を創る
里山が荒れている。日本の林業は瀕死の状態にある。かつて山持と言われた山村王は次々と姿を消しつつあり、○○林業、○○材木と言われた老舗の林家が倒産の憂き目を見ている。林家、林業従事者共に年々減少を続け、その高齢化と相まって悲惨な状況になりつつある。農林省の指導方針は長期的な展望に欠けており、国有林3割、民営林7割の日本の森林行政の責務を十分果たせているとは到底考えられないとは林家の人々の意見である。そんな中で、市民により森を再生する運動があちこちで散見されるようになっている。八ヶ岳南麓の柳生博さんの八ヶ岳倶楽部はその「嚆矢」である。そしてそれに追随する小さな運動が京都で、滋賀で、そして福井でもはじまっている。地方創生の大きな可能性を秘めたテーマは「自然回帰」であり、「ルネッサンス」であり、それは「森を創る」運動でもある。地球温暖化阻止、空気・土壌汚染阻止、人間性回復のために森を創り、里山の荒廃から緑を守る運動に是非目を向けていきたいものである。

投稿者: jsb 日時: 2016年10月23日 08:58

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