次のステージへ

10月25日
次のステージへ
先般の株主総会の時をもって正式に会長を退任し、退社した。
思えば三谷商事株式会社の社員、役員時代の37年間は、第一段階の商社人生であった。37年間勤めてその半分以上は子会社の役員を兼務した商社マンとしての第一の人生であった。退社時のグループ年商は2,500億円(最近のピーク時の年商4,620億円、純利益106億円)と、地元有数の企業で働けたことは誠に幸運。59歳で起業し、その後20年間、退社時の日本システムバンクグループはお蔭様で年商100億円、純利益2.3億円となった。売上や利益を追求するのではなく、売上よりも、利益よりも、付加価値の最大化をめざして努力したのが、第二の人生の20年だった。
そして79歳からの20年、これから第三の人生がはじまる。何を、どうすればよいのか。グローバルか、地域貢献か。伝統産業支援か、新規開発事業か。第三の人生の20年、99歳までを5年ごとに区切って、やるべき仕事を決めていこうと考えている。幸いにも「ブータン王国」との貴いご縁を結んで4年が経過した。同時に法政大学大学院の坂本光司教授等の調査により、福井県が「幸福日本一」という金看板をいただいて5年になる。ブータン、スイス、スウェーデンという私の大好きな国々との交流から世界の国々との平和運動にこの20年を捧げたいと考えているが、まず最初の5年間をどうしたらよいのかが目下の問題。
札幌と那覇に従兄弟がいる。福井、札幌、那覇と全く違った三都市を拠点に、日本をそして世界を定点観察してみようと思う。
実は昨日、観世流の能を楽しむ会に大徳寺の瑞峯院へ行ってきた。隣席の岐阜、各務原の人、三重、津の人と会話がはずみ、二人とも観世流の能、謡曲を習ったり、教えたりしている方である。私も岐阜のみなもと会という素人が素人を教える全国でも稀有な観世会で、50周年の100回記念の会合に先日参加したばかりである。また津は私が福井で開設しているブータンミュージアムと提携している津のブータンラオス館のあるところ、その近所から来られたとのこと。能「鉄輪」久しぶりにその急拍子を共に堪能した。人の縁は大変貴い。これからも一期一会を大切にしていきたい。
その前に天津神社でおみくじを引いたところ「思い事叶う。先を楽しめ。」と出た。先を楽しみに5年間の第三の人生の第一歩をまた踏み出したい。退社というと「ゆっくりできますね。」と言われるが決してそんなつもりはない。当分はまたホテル住まいが続くことと思われる。

投稿者: jsb 日時: 2016年10月25日 12:26

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