コマツ

12月10日
コマツ
福井県立大学特任教授のコマツ野路国夫会長の講演があり、一年ぶりに元気な声を聞いた。豊かな自然を育む日本さくらの会理事を務めているとの紹介があった。コマツは北陸三県で最大の企業である。業績もよく、世界企業として健全経営を続けている。失われた日本の20年について世界で唯一成長しなかった国が日本だった。その原因は高度成長期に急速な発展を遂げてアメリカに比肩される程に上りつめたその反動が原因。成長よりも安定を求めすぎたのである。野路会長は「競争がないと成長しない」という。常に何らかの部門で1位をめざす戦略をとれと教えられた。また「失敗した人ほど優秀だ」との人物評も納得できた。農業へのテコ入れの必要性、省エネ対策として地下水の活用、バイオマスチップの活用そしてエネルギー半減の偉業を成し遂げたと聞いた。社会の変化のスピードの早さに対応するには、若い人材の活用、そして外国人特に「ハエヌキの外人」を育て、全権をまかせるとよいとのこと。社是社則や会社の歴史は15か国語に翻訳し社員に配布している。さすが年商2兆円超のグローバル企業である。中小企業としても学ぶべき点の多い講演であった。会場で学長や理事長とも挨拶がかわせてよかった。

投稿者: jsb 日時: 2016年12月10日 09:07

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