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デフレ脱却
6月25日
デフレ脱却
新聞に日銀総裁の2%のデフレ脱却に関する記事がのっており、社内で「デフレ脱却のために何が必要か」を聞いたところ、「もうデフレは脱却している」との意見が多く驚いた。給与はもちろん、あらゆるものが少しずつ上がってきている。野菜、卵をはじめ身近な買い物で実感するというのである。2020年財政再建のためのプライマリーバランス政策や、デフレ2%の目標設定そのものが国家戦略としては少しピントが外れているように私は思う。プライマリーバランスを是正するには増税や国家予算を押さえるのではなく収益を生むための投資を積極的に行うことが必要だ。また成長率アップのためには2%アップなどにこだわらず、これまた成長分野への積極投資が一番である。サウジアラビアとソフトバンクが合意した10兆円プロジェクトを考えてほしい。今、日本で10兆円はおろか100兆円の投資ファンドを組むのもそれほど難しいことではない。中国のいう新シルクロードを実行する力は日本にこそある。サウジとソフトバンクの投資先はアメリカ中心のようであるが、デフレ脱却を目指す日本への投資をも期待したい。AI、IoT、ロボット、ロケット、ドローンそしてビッグデータ、スーパーコンピューター、新素材など日本での投資の可能性はまだまだある。そしてそれらの投資は日本で行われることが最も投資効率が良いのである。スーパーコンピューターやビッグデータの活用が今後日本でより活発になることを願っている。
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