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2018年09月のアーカイブ
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2018年09月30日
ショートショート『村おこし』
9月30日
ショートショート『村おこし』
・六十路すぎ 夏草刈りが苦しいと 友が来たりて 助けを求む
・我すでに 八十路をこえて 農の道 切り開かんと 必死の努力
・道路脇 あぜ道までも 夏草の 次々はえて 人を悩ます
・シート張り 花を植えつつ 村おこし 景観変えて 地方創生
・江戸時代 地方と江戸を ゆききして 日本の文化 国の隅まで
2018年09月29日
ショートショート『有機農業』
9月29日
ショートショート『有機農業』
・農薬の 害を説く友 多くあり それぞれ夢を 熱く語れり
・無農薬 二毛作をとすすめられ 議論は盡きず 夜は更けにけり
・三倍の 手間をかければ 三倍に 米は売れると いう友のあり
・久しぶり 神力の名を いう友の 有機栽培 信ぜんとする
・お互いに 助け合おうと 老若が 熱く語るは 明日の農業
2018年09月26日
ショートショート『農ネット』1
9月26日
ショートショート『農ネット』1
・農ネット つくらんとせし 友のいて そのけい眼に 今驚きぬ
・猿でさえ 三本足りぬ 猿でさえ 人智をこえて 我をあざける
・今世紀 アジアの時代 夢にみし 日本はいずこ 影さえ見えず
・米どころ 瑞穂の国は 今いずこ ふたたび立たん 農のネットで
・平成の はじめ日本は 世界一 ＧＤＰも 時価総額も
2018年09月25日
ショートショート『自然の恵み』
9月25日
ショートショート『自然の恵み』
・慎みて いただく水は 白山を 流れ来りて ありがたきかな
・奥越の 自然の恵み 満ちあふれ 緑の山河 両白山地
・白山を 起点に並ぶ 山々は 荒島岳に つながりており
・美濃に入り 能郷白山 起立する 両白山地 縦走コース
2018年09月23日
おいしい水
9月23日
おいしい水
福井は名水の里。県内各地で34ヶ所の湧き水が指定されている。中でも大野市は 11ヶ所が指定を受けている。今回は一乗谷朝倉家五代の当主、朝倉義景の墓所の近くの「義景清水」が新たに追加された。県内の名水の約３分の１が大野市にある。正に大野は小京都そしてまた名水の里でもある。
2018年09月22日
日本の地価
9月22日
日本の地価
日本の国富は2016年末の統計によれば総資産1京500兆円。純資産3300兆円。
日本経済は順調に推移している。ただ異常なのは1980年にピークをつけた地価が38年間下落をつづけていることである。特に地方の地価は悲惨な状態だ。地方都市の駅前などは10分の1に下落してしまった所もある。田畑や山林が耕作放棄地になったり、手を全く入れない山林となっているケースが多い。この原因は何だろう。農林業の就労者の高齢化と輸入品との価格競争に勝てないために、価格への反映が出来ず、収益がどんどん悪化してきたのも一因。さらに後継者難も大きな要因となっている。更に少子化の影響から地方の住宅の空洞化が顕著になり、地方都市の山間部では空家ばかりが目立ってきた。戦後35年かけて上昇を続けた日本の地価は、その後38年間下落し続けている。これが現実。
2018年09月21日
所有から共有へ
9月21日
所有から共有へ
時代の変化は激しい。バブル時代は1億総不動産屋といわれ、土地神話が信じられ、土地も株式も永久に上がり続けると信じられた。猫も杓子も土地と株式を買いあさった。あれから30年。その反動から、所有する時代から使用する時代へと大きく変わってきた。バブル時代に生まれた分譲マンションも、一棟所有から各戸分割の使用しやすいものに変化しつつある。カーシェアリングが今後の主流になることと思われるが、これまた所有から使用への変化である。私はシェアビジネスへの参入が次世代につながると信じて分譲マンション開発を1972年の田中角栄首相「日本列島改造論」の頃着手し、1980年にはトヨタレンタリースの役員としてカーリース、カーレンタルの事業に関与、更に1988年アップルコンピューターと契約、アップルセンター開設、更に1996年には日本全国の一等地を100円でシェアできるコインパーキング事業をはじめた。その後地方創生が叫ばれる中、空家空地が全国に次々と増える時代を迎え、この解決に取り組みたいと考えている。地方はふるさと、心のふるさとである。このシェア運動の旗印を「シェアふるさと」としたい。
2018年09月19日
自信
９月１９日
自信
いたずらに積み上がっていく自己資本、投資先が見当たらないとの弁明が多い。平成の30年、世界一の座からすべり落ちた悪い記憶が未だに残っている。平成のはじめＧＤＰも時価総額も世界トップになり、ジャパンアズ�癸韻噺世錣譴拭�バブルの絶頂期だった。それ以来30年たびたび襲う経済変動、有力企業の倒産ラッシュ。経営者も国民もマスコミも自信喪失。未だに回復していない。現実を見よ。先を見通す心眼を持て。日本は今、アベノミクスのかけ声と共に安定成長をつづけている。最長の好景気の中にある。国富といわれる純資産は3300兆円もある。史上最高レベルとほぼ同じ金額を維持している。こんなに安定している国は世界にない。日本だけである。国内への投資が滞っているのが大問題。地方への投資、農への投資、交通インフラへの投資は安全、安心そしてリターンの大きい投資である。日本の地方の地価はこの30年間下落し続けている。日本の風土、歴史、文化の魅力を知りたいと、世界中の人々がこれからの日本を目指す。その受け皿づくりが急がれる。もっと自信をとり戻そう。
2018年09月18日
ショートショート『竹とんぼ』
9月18日
ショートショート『竹とんぼ』
・手づくりの 空飛ぶはずの 竹とんぼ 今宵は家で 我と遊ばん
・仏壇を 彫刻刀で 手づくりし ひまひまに生む 木工細工
・三寸の 上向き加減 仏の子 毎日拝む 世の中照らせ
・今朝もまた 朝げの支度 ととのいて 手を合わせあう 十方世界
・暗闇を 笑顔で照らす 仏の子 今日も元気だ さあ出かけよう
・ぶんまわし 夜陰にひびく その音色 ひとり聞きいる ふるさとの夢
2018年09月17日
激減しているもの
9月17日
激減しているもの
平成元年と30年後を比較してみると我々の好みの変化の激しさに驚かされる。生活の質が変ったことや好みの影響もある。最大の落ち込みを示しているのが「女性のスカート」。30年で1／7になってしまった。女性の社会進出の影響か。時代の変化を感じさせる。男性のネクタイも続く。1／6と激減した。背広も1／4。これらはクールビズの影響が大といえる。世帯主のこづかいが1／3になっているとの調査も泣けてくる。最近の高級レスランでの昼食は女性パワーに圧倒される。そば屋、うどん屋は男性が一杯。女性上位時代のせいであろうか。ということは、既に女性パワーは十二分に社会に浸透しており、遅れているのは社会制度や選挙制度そして女性達自身の自覚にこそ問題がある。
2018年09月16日
ショートショート『消費者物価』
9月16日
ショートショート『消費者物価』
・何もかも 物価上昇 大きくて 吐息つきつつ 家計やりくり
・目標は ２％というけれど すでに超えたり ５％は
・生活に直結する 野菜類 なぜにはずすか 大幅アップ
・ブランドで 大差がついた 和牛なり 産地はすべて 九州なるぞ
2018年09月15日
ショートショート『猿が来た』2
9月15日
ショートショート『猿が来た』2
・映画だと 笑ってみてた 猿の群れ 今襲われて 猿の惑星
・根こそぎに 喰いちらかすは 猿なりと ない知恵絞る 岡目八目
・獣害に よいといわれし 果樹を植え 中山間地 雲流れゆく
・もろ共に 林に入りて 道つくる その脇走る 野獣の群れが
・猿がきた その一報に どよめいた 悲痛な叫び 耳に残れり
2018年09月14日
ショートショート『猿が来た』
9月14日
ショートショート『猿が来た』
・災害が 次々襲う 列島に またまた悲報 果樹園荒らし
・現われた 猿軍団に 立ち向かう 知恵を集めん 全国ネット
・工専や 短大含め 大学は 数多くして いずこを目指す
・人里に 人住まずして 住みついた 野獣の天下 いかに奪わん
・猿知恵と 笑わば笑え 彼等にも 知恵と度胸と 集団力
2018年09月12日
ショートショート『平和』
9月12日
ショートショート『平和』
・平和ボケ 戦災忘れ 震災も 7年たって また忘れ去り
・恐怖とは 何のことかと平和ボケ 戦事を知らず すべて忘れて
・無抵抗 ガンジーの道 遥けくも 続きおりしを今思いおり
・自衛とは 生き残るため 許される 最低限の手段なりけり
・平和ボケ 戦後は遠く なりにけり 国の守りは アメリカ頼り
2018年09月11日
越前の極楽浄土
9月11日
越前の極楽浄土
福井県の南越前町に「極楽浄土」を思わせる「花ハスの里」がある。約130種がハスの里（堂宮、中小屋など）のシンボル「花ハス公園」で咲き誇っている。蓮の花は土中深く生育し花は早朝開花し、午後にはしぼんでしまう。花の命は短い。数日で終わる。今は「はすまつり」の最中。夜はライトアップされ日中とは違った幽玄の世界が広がる。この汚濁の世を忘れさせてくれる一日となろう。
2018年09月09日
いわさきちひろ
9月9日
いわさきちひろ
漫画が世の中を変えつつある。私は画家にあこがれ画家をめざしたいと考えた頃もあった。その頃いわさきちひろの童画を見て驚いた。その感受性の豊かさ、表現力そして色調の美しさ。少女達のあどけなさを見事にとらえている。福井の美術館で個展が開催された時、カラーの印刷を数十枚買って帰って何日間も見比べていた。そのいわさきちひろ記念館が越前市にある。稀有の童画家、天才画家いわさきちひろ記念館である。まだ見ていない人は必見の価値あり。更に生誕100年記念展が今年9月21日〜12月24日まで武生公会堂記念館で開催される。最高の展覧会である。
2018年09月08日
グリーンツーリズム
9月8日
グリーンツーリズム
21世紀は「農」の時代となる。20世紀が都市型のエネルギー多消費社会だったことの反動である。進士五十八先生は21世紀の行動指針として、循環、共生、参加、連携、対流などをあげておられる。わたしはグリーンツーリズムによって都市に住む人々がもう一度「農」へ「地方」へ還流する時代がくると思っている。しかし現実は厳しい。世代をこえて受け継がれてきた農村の風土や景観、生活様式が失われ、地域の荒廃を生み出している。これを修復するにはグリーンツーリズム導入が最善の方法と考えている。産業振興と雇用を促進することが可能と考える。この定義は1992年農林水産省が「自然・文化・人々との交流を楽しむ滞在型の余暇活動」と位置づけた。そして全国に農業体験施設をつくった。今その真価が問われている。正しく活動しているかどうかの検証が行われることと思われる。収益性をも前面に打ち出すグリーンツーリズムに育てあげたいものである。
2018年09月07日
ブランド力
9月7日
ブランド力
ブランドは育てるものである。若狭牛と能登牛のブランド力について以前記したと思うが、末端価格で約2割以上の差がついてしまっている。能登牛は金沢市中のレストランで大々的にＰＲされていると同時に首都圏をはじめ全国で広くＰＲされている。これに対し若狭牛は味も品質も大差ないにかかわらず2割安くなってしまっている。ブランドを広める努力が求められる。福井県民の内向き志向を改めて、胸をはって「福井ブランド」を大々的に国内、海外にアピールする姿勢が望まれる。
2018年09月05日
小京都の風情
9月5日
小京都の風情
京の都が戦乱に荒れ、美しかった京の町から人々があこがれた地方の町。それが全国各地にある。室町時代から安土桃山を経て徳川時代に創られた小さな城下町にその風情が残る。福井県にはその小京都の風情が色濃く残るまちが多い。まず第一は朝倉家五代の繁栄がつづいた福井市一乗谷。信長の猛攻により一夜にして灰燼と化した町。一乗谷川に沿った谷間につくられた全長約２ｋｍ四方の町。その破壊のすさまじさに以来昭和に至るまで地下に眠っていた町。発掘され復元され国指定文化財
として永遠に何もない状態が続くかとおもわれる町。室町将軍をはじめ京の公卿達、美術文化や芸能の人々があこがれた一乗谷朝倉遺跡は小京都のはしりといえよう。朝倉五代義景は東方の大野へ逃げたがそこで討たれた。討った金森長近は、信長から大野郡を預かり、11年の年月をかけ碁盤目状の町をつくった。この大野もまた小京都の風情を色濃く残すまちである。長近はその後飛騨高山へ移封され、大野とおなじように町づくりに励み、現在は小京都の山間の町の一つとして観光客を集めている。飛騨高山の原型は大野にあり、更にその前の一乗谷にある。
2018年09月02日
桃源郷
9月2日
桃源郷
ＪＲ福井駅から九頭龍湖までの越美北線の勝原駅は桃源郷と言われている。駅周辺にハナ桃が植えられて春のシーズンは満開の桃の花を楽しめる。線路ワキの土手を中心に白やピンクの花で一杯になる。じっくり花と対話してみると「桃源郷に遊ぶ」気分になれる。隠れた春の穴場である。